【星巌詩集】
インターネットが当たり前の時代,今更という感がない訳ではないが,「星巌詩集」が安価(?)で古書店に出ていたので購入した。
お値段は、2400円,明治29年再版。状態は,あまりよくない。
それでも読むことはできる代物だし,何といっても手元にある,というのは何かしら感慨深いものだ。
それにしても,何と無駄遣いか?と思ったりもする。金銭的価値がではない。読めもしないのにどうするのか?といったことである。
本文,返り点はあるが,送り仮名も振り仮名もない。しかも内容が難しいのである。注釈書のあるものでも「梁川星巌」の詩は,容易には理解できぬ。否,理解できる能力がない。
それでもやはり欲しいのである。大部なものに「星巌集」があるが,これは高価な上に更に読めぬ。こうしたものでもインターネットを使えば見ることはできる。
「古書」として欲しいとは思うが,手が出ない。このあたりのバランスというか,塩梅というか,なかなかにもどかしいものである。
同じ棚に「有朋堂」の「漢文叢書」の何冊かが並んでいたが,財布の中味と相談して諦めた。どれもネット上では入手可能なものばかりだ。
それでも余裕があれば,能力が不足していても入手してしまいそうになる。「業」かもしれない。
急いで何とかなるものではないが,能力不足を補えるよう,入手できる日まで,否,入手してからも勉強は続くのだろう。
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