滄洲(そうしゅう)が漢詩を勉強する過程で分かったことや、中国古典に関する話題、その他興味のあることを「詩話」形式で綴った日記です。
前回の記事で「平仄式」について、紹介させていただきました。ただ、その規則性は実際の詩、しかも数は三首だけからの帰納として紹介したので、一般的ではありませんでした。
今回は、一般的な「平仄式」として多くの作詩参考書に掲載されているものを学習します。まずは、具体的な「平仄式」を挙げます。
この「平仄式」には名前があります。それは「七言絶句仄起式」です。
次の三首の平仄を調べてみましょう。