三体詩
Wikipediaより(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BD%93%E8%A9%A9)
三体詩(さんたいし)は、南宋の周弼により編集された唐代の詩集。五言律詩、七言律詩、七言絶句の三つが入っているので、この名である。概略
南宋末の淳祐年間(1250年)の刊行といわれる。『唐詩選』が初唐や盛唐の詩を重点的に採用しているのに対し、『三体詩』は多く中唐から晩唐にかけての詩を選ぶ傾向が強い。日本では五山の僧中巌円月が帰国してから三体詩の講義が始まったとされ、南北朝のこの時期から、五山文学での和刻本が刊行し、以後三体詩抄の諸本は、江戸期の森川許六編『和訓三体詩』など十数系統に及んでいる。
近代文学者でも、森鴎外や夏目漱石など漢詩を製作していた作家は愛読していた。明治期には、初期に石川鴻斎『三体詩講義』が、中期に野口寧斎『三体詩評釈』などが刊行している。
以上、Wikipediaよりの引用です。
「三体詩」と「唐詩選」を比較すると、その内容をさることながら、現在入手可能な書籍に大きな違いがあります。
「唐詩選」については、各出版社からさまざまな書籍が出版されているのに対して、「三体詩」の方はと言えば、新しいものでも「朝日文庫 中国古典選」の全四巻が古本で入手できるのみです。
さらに古い古書になると明治まで遡り「国立国会図書館 近代デジタルライブラリー」に頼らざるえません。
このような状況の中では「三体詩」の原詩も徐々に廃れ失われる事を危惧しています。そこで,できうる限り 「原詩」を後世に残す事を目的に本ブログ掲載しています。
ただ、浅学非才の身なれば、怪しい語釈は避けて,先人の訓読を参考に「読み」のみを掲載しています。
いずれ機会があれば、HP「漢詩作法入門講座」の方でも取り上げ,ここでは(怪しい)語釈も幾ばくか掲載したいと思います。
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