久しぶりに、漢詩漢文の基礎について独習します。
独習の前回、前々回と二回に渡り「声母・韻母・声調と韻(詩韻)の関係について独習してみた」と題して独習しました。
その前回の最後は以下のようになっています。
その結果、一二五三年に金の平陽県で刊行された『韻略』は、韻の数を百七韻としました。この韻書は刊行地名から「平水韻」と呼ばれました。その後、さらに一韻減少して百六韻となり現在に到っています。
この「平水韻」による韻が「詩韻」と呼ばれ、私たちが使用している漢和辞典に掲載されている韻になります。また、漢詩の作詩に使用する韻も、この平水韻を使用します。
次回は、この「平水韻」について、独習したいと思います。
さて今回は、その予告を受けて「平水韻」について、独習します。