中国語入門などのテキストを読むと、『中国語の漢字1文字は1音節から構成されています』と書かれています。その1音節(漢字音)は、子音と母音から次のように構成されていることが記述されています。
子音+母音+(子音)
これは、発音についての学習で多くの中国語入門テキストに説明されているので、詳しくはそちらをご覧ください。
今回は、これらを音韻学(漢字の音韻を研究する学問)と呼ばれる学問での分類に従った、「声母」、「韻母」、「声調」の言葉について独習します。
[声母][韻母][声調]
中国語入門などのテキストを読むと、『中国語の漢字1文字は1音節から構成されています』と書かれています。その1音節(漢字音)は、子音と母音から次のように構成されていることが記述されています。
子音+母音+(子音)
これは、発音についての学習で多くの中国語入門テキストに説明されているので、詳しくはそちらをご覧ください。
今回は、これらを音韻学(漢字の音韻を研究する学問)と呼ばれる学問での分類に従った、「声母」、「韻母」、「声調」の言葉について独習します。
[声母][韻母][声調]
ここでは、主に「白文」、「訓読文」、「書き下し文(読み下し文)」の違いと、漢字の新字体、旧字体について独習(本サイトの作者である滄洲が学習するので「独習」という言葉を使うことにしました)します。なお、今回の独習に使用する漢文(漢詩)は、これまで何度か登場した李白の「静夜思」です。
『「漢文とは何か」(其の二)〜漢文は中国語なのか?』において、「漢文とは」の答えとして『漢文入門』(前野直彬;筑摩書房)の定義を採用しました。
「漢文」とは中国の古典的な文を、中国語を使わずに、直接日本語として読んだ場合、その文に対してつけられた名称である。
また、「日本語として読む」ことを「訓読」と呼ぶことも勉強しました。さらには、「漢文」の原文を構成する漢字の音訓についても学習しました。
では、これだけで「漢文」を「訓読」することができるようになるのでしょうか?まだ、「訓読」に必要な「返り点」や「再読文字」などについても学習しなければ、当然読むことはできませんが、それ以前に漢字の「音訓」の勉強をしても、まだまだ読むためには準備がいるみたいです。
これまで「音読み」、「訓読み」の初歩的な事柄について学習しました。「音読み」では、中国語の発音が訛ったものであること、また、中国語としての発声法(声調)である四声を表現できないことなどがわかりました。
一方、「訓読み」は「やまとことば」であり、中国語の意味を表す「読み」もあれば、全く意味の違う「国訓」や和製漢字である「国字」などがあることがわかりました。
今回は、「訓読み」について、もう少し学習してみました。なお、『漢字の「音訓」の正体』という仰々しい題の学習は今回が最終回です。
漢文を読む場合、私たちは中国語で発音することなく、日本語として読む「訓読」を行い、その対象となる文を漢文と呼ぶことを勉強しました。
日本語で読む以上、当然ながら中国語の発音で読む訳ではありません。では、中国語の発音は全く無関係でしょうか?
ここまでの「漢文とは何か」と題する記述の流れから、中国語の発音が無関係でないことは予測できると思います。それが漢字の「音訓」、すなわち「音読み」と「訓読み」です。今回は、このうち「音読み」について勉強することにします。
前回、前野直彬先生の『漢文入門』(筑摩書房)の定義を引用して「漢文」の定義を勉強しました。ここで、もう一度引用しておきましょう。
「漢文」とは中国の古典的な文を、中国語を使わずに、直接日本語として読んだ場合、その文に対してつけられた名称である。
そして、この「日本語として読む」ことを「訓読」と呼ぶことも勉強しました。今回は、この「読む」、つまり「訓読」について、もう少し勉強してみます。
前回は、
「漢文とは何か」(其の一)〜日本と中国で「漢文」の意味が異なる?
と題して、日本と中国で「漢文」の意味が異なることを勉強しました。今回は、漢文は中国語なのでしょうか、もし、中国語だとするならば漢文を読むということは、中国語を読むことなのでしょうか?今回は、「漢文は中国語なのか?」ということについて勉強しました。
このブログのタイトルである「趣味の漢詩漢文」の「漢詩」や「漢文」という単語が指す言葉の意味は何となくイメージとしては分かるという人が一般的ではないでしょうか。
実際、私自身も改めて「漢詩とは」あるいは「漢文とは」を説明してくださいと言われるとうまく説明する自信はありません。
つまり、「漢詩とは何か」「漢文とは何か」ということが、漠然とは認知していても、正確には理解していない私自身の勉強不足の表れということです。
そこで、初心に戻って「漢文とは何か」を勉強してみることにしました。
はじめまして。趣味で漢詩を作ったり、漢文を読んだりしている滄洲です。
私自身は、中国文学の専門家でもなく、また、そうした教育も中学・高校の古典の授業ぐらいで、理系に進み、仕事も完全理系の仕事でした。つまり、漢詩漢文に関しては、俗に言う、「素人」と呼ばれる者です。
このブログでは、そんな滄洲(私の号です)の「漢詩の作り方」や「漢文の読み方」などに関することを書いていく予定です。