【言・謂・曰・云・道・稱】の最後の部分になります。
最後は「道」字についてです。
道をいふとよむとき、言と同し、意中のことを道達し、又ことはを以て唱導する意に用ゆべし、「子曰」「子云」「子言」「子謂」「子道」「詩曰」「詩云」「詩言」「詩謂」「詩道」このかくとかかれぬと、辨別すれは、自明なり、予有二一句之直訣一曰、「牢曰」「子云」、謂二夫子之言一也、
最後の「道」は、「報道」の「道」と考えてみました。つまり、「報じ道う」と漢文読みすれば、「道」が「言」や「云」などの同訓異義の文字であることがわかりました。
それにしても、ここまででタイトルにあった「稱(称)」については、ほとんど触れられていませんでした。ということは、「称」を「いう」と読むことは稀だと解することもできると、勝手に思い込んでいます。
また、最後には、「子曰」「子云」・・・と例示して「弁別すれば自明なり」となっていますが、私にはなかなか自明とはいかないようで、まあ、例示と「弁別すれば」をヒントに学習を始めるキッカケになればいいかな思って読みました。
以上三回に渡って【言・謂・曰・云・道・稱】を掲載しました。
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