【訓読文】
【作者】
王建(おうけん)=(?〜830)。中唐の詩人。字は仲初。
【書き下し文】
宮詞(きゅうし)
銀燭(ぎんしょく) 秋光(しゅうこう) 画屛(がへい)冷(ひや)やかなり。軽羅(けいら)の小扇(しょうせん) 流蛍(りゅうけい)を撲(う)つ。
玉階(ぎょくかい)の夜色(やしょく) 涼(すず)しきこと水(みず)の如(ごと)し。臥(ふ)して看(み)る 牽牛(けんぎゅう) 織女(しゅくじょ)の星(ほし)。
【語釈】
銀燭=銀の燭台。秋光=秋の光り。畫屛=絵の描かれた屏風。輕羅=軽いうすぎぬ。小扇=小さなうちわ。玉階=宮殿の美しい階段。夜色=夜景。夜のけしき。牽牛織女星=七夕伝説の星。彦星と織姫。
では、次の記事で、また、お会いしましょう。
失礼します。
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