【作者】
王昌齢(おう しょうれい)=(698〜755)。唐代中期の詩人。字は少伯。
【書き下し文】
李逋(りほ)が京(きょう)に之(ゆ)くに別(わか)る
故園(こえん) 今(いま) 㶚陵(はりょう)の西(にし)に在(あ)り。江畔(こうはん) 君(きみ)に逢(あ)い 酔(よ)うて迷(まよ)わず。
小弟(しょうてい) 隣荘(りんそう)に 尚(な)お漁猟(ぎょりょう)せん。一封(いっぷう)の書(しょ)は寄(よ)す 数行(すうこう)の啼(なみだ)。
【語 釈】
李浦=人名。未詳。京=長安の都。故園=ふるさと。㶚陵=漢の文帝の陵墓。長安の東南校外にある。江畔=川のほとり。江は長江(揚子江)を指す。醉不迷=酒を飲んでも酔えない意。小弟=おとうと。鄰莊=別荘の隣。漁獵=魚を捕って遊ぶ。
では、次の記事で、また、お会いしましょう。
失礼します。
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