今回は、書籍(新刊以外)を三種類、紹介します。
まず、最初は稀観本です。
○写真の雑誌は太刀掛呂山主宰による山陽吟社の詩誌「山陽風雅」です。
こうした古書(雑誌)はなかなか入手できないので、今回やっとまとまって何冊か入手できたのは幸運でした。
写真のものは、昭和五十年の一月集から十二月集までです。
詩話は、「呂山草堂詩話」と同一なのですが、その背景にある課題詩や漢詩講座などが時系列で読むことができるのは至福です。まるで、映画のリバイバルでも観るかのような錯覚に陥ります。
本当に、こうした雑誌は、すでに破棄されてしまっているか、死蔵されているかのどちらかでしょうから、また、お目にかかることがあればぜひ入手したいものです。
○次は新刊書店に注文すれば、あるいは少し大きな書店であれば置いてあることも多い中学生向けの参考書です。現在、私の朝読の一冊です。
いろいろ学習していると、どうしても若干の文法の説明が出てきます。
名詞、動詞、助動詞、副詞など、何となくそうした説明を読んでしまい、分かったような気がしたり、逆に毛嫌いして避けてしまったり、どちらにしても結局は理解できていないことに違いはありません。
そうした状況を少しでも打破したくて、最初に「文法」を習った中学校の参考書を読んでいます。
読むと意外とおもしろいし、遥か彼方の昔々の自分の姿を思い出すようで、結構楽しく読めるものです。
しかも最初は現代文ですから、理解も難解なものではないですから、みなさんもどうですか、お子様やお孫さまと一緒に勉強している気分を味わうのも一興かもしれません。
○最後は、高校生向けの受験参考書です。これも書店で現在入手可能です。私は近所の紀伊国屋書店で購入しました。
私自身は理系だったので、受験参考書で「漢文」を読むことはなかったのですが、かなり有名な参考書の復刊のようです。
実際、読み物としても面白く、大きく、漢文法、歴史、思想の三つの部分から構成されているので、受験する身でなければ、お好きな所から読めばいいと思います。
では、次の記事で、また、お会いしましょう。
失礼します。
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