2019年2月3日日曜日

書店で新品入手容易な作詩参考書の紹介(古本は除きます)

「漢詩を作るための近道は?」と、聞かれれば、それは「師事すること」なのでしょう。少し前までは各地の文化教室の類で、「漢詩」を取り扱っている所が複数あり、多少なりとも「師事する」環境としての入り口はあったようです。

しかし、現在は、それも少なくなり、逆にハードルと感じられる人もいるようです。また、我々を取り巻く環境もポケットベルから携帯電話、さらにスマートフォンに変化したように様々な変化を見せています。

そのような中で「漢詩」という、極めてマイナーな趣味を行うために、まずは、「独学」から始める「アナログ&デジタル」な方法の第一歩に取り掛かります。

「独学」となると、誰に聞けば、あるいは教えてもらえばいいのでしょうか。それは、「先人の知恵」、要するに「読書」の対象となる「書籍」です。

それでは、一般の書店などに注文すれば入手容易な書籍(今回、中古本は除きます)を紹介していきます。

有名なのでご存知の方も多いでしょう。まずは石川忠久先生の本です。

作り方を丁寧に紹介している良本ですが、詩語は別に用意する必要あります。

「漢詩の稽古」は、漢詩を作り始めた人には参考になります。作詩の際の着眼点や留意点が実例を交えて詳細に解説されています。

「漢詩をつくろう」には、作り方以外に「詩語」が付属しているので、最初に一歩としては良書です。ただ、旧版に比べ、「詩語」の数が少なくなったのが残念です。

漢詩を作るためには、漢和辞典と「詩語」を集めた「詩語表」と呼ばれるものが必要です。詩語表は作詩に使う単語を集めた単語帳であり、季節ごと(違う書籍ではさらに人事とか慶賀とかの部門ごとや詩題ごとになっているものもあります)に分類、さらには平仄によるグループ分けもしてくれている優れものです。

以上が、書店やアマゾンなどで容易に入手できる新刊書です。今回は、中古本(古本、古書の類)は掲載していません。こちらは、また、別の機会に紹介したいと思います。


では、次の記事で、また、お会いしましょう。
失礼します。

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